2020.06.30
介護ニュース
ダイハツ工業「らくぴた送迎／福祉介護領域における共同送迎」がＭａａＳアワード２０２０大賞を受賞！
道路問題やドライバーの確保、送迎場所など、経営者・職員・利用者三方それぞれに課題を抱えていた通所事業所の送迎において、ＩＣＴ管理とリアルタイムの情報共有をシステム化し、三方に利便性・快適性をもたらす効率的な送迎を実現したのがダイハツ工業の通所介護事業所向け送迎支援システム「らくぴた送迎」です。この「らくぴた送迎」と、同じくダイハツ工業の「福祉介護領域における共同送迎の実現に向けた取り組み」が合わせて、国際オートアフターマーケットＥＸＰＯ（ＩＡＡＥ）実行委員会が主催する「ＭａａＳ ＆ Ｉｎｎｏｖａｔｉｖｅ Ｂｕｓｉｎｅｓｓ Ｍｏｄｅｌ Ａｗａｒｄ（ＭａａＳアワード）」大賞を受賞しました。
「ＭａａＳアワード」は、自動車やＩＴのみならず幅広い業界から注目を集めているモビリティティック市場において、プロダクト／サービスやビジネス、社会的に意義がある取り組みやライフスタイルを変化させる新たな挑戦などを対象に、その先進性を評価。当初は３月１１～１３日に開催予定だった東京ビックサイトでの「第１８回ＩＡＡＥ」内で表彰式を執り行う予定でしたが、新型コロナウイルス感染拡大の影響を受けて公表が延期されていたもの。緊急事態宣言解除後の６月に夏野剛選考委員長がダイハツ工業を訪問し表彰しました。
受賞理由は、北欧フィンランド発祥のＭａａＳにおいて、軽自動車や軽トラックでの展開なども含め、日本ならではのＭａａＳビジネスに徹底的に取り組んでいる姿勢が高く評価されたこと。今後も多数の自治体への広がりが期待されています。受賞コメントは以下。
【２０１５年から、福祉介護の事業者の皆様と向き合い、現場訪問を始め、これまで約３万軒の施設を訪問させていただきました。その中で、経営者、職員の皆様、利用者様の貴重な声を聞かせていただき、生まれたのが『らくぴた送迎システム』です。多くの事業者様にご活用いただいておりますが、訪問を積み重ねる中で、地域によっては人手不足が厳しく、個々事業者の努力だけでは限界があることも見てえてきました。そこで、事業者の皆様、行政・地域に皆様と連携し、送迎を競争から協調へと「共同送迎の実現に向けた取り組み」を、香川県三豊市の皆様と共に開始しました。これからも、地域を良くし、暮らしを豊かにする取り組みに邁進してまいります】